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ただの串焼きではありません
トルコ料理の代表的な料理はなんですか?
と問われれば、まず「シシケバブ」と答えます。
「シシ」とは、串、「ケバブ」とは焼肉のことですので、直訳すると「串焼き」ということになります。
なので、串で焼いたお肉や魚なんかは全て「シシケバブ」と言えるわけなのですが、
一般的には、「シシケバブ」というと、「仔羊肉(ラム)の串焼き」のことを意味します。
日本語で言うなら、「肉じゃが」と言ったら、お肉は牛肉に決まっているのと同じである。
(ワタシは関西人ですので、「肉」と言ったら牛肉なのです。なので、東京の居酒屋で肉じゃがを頼んだらお肉が豚肉なのにがっかりしたものである。)
どうして串焼きがトルコの名物料理なんでしょう。
「お肉をただ串に刺して焼いただけでしょ!?」
はい、私も昔はそう思っていました💦
漬け込みが命
トルコのお肉料理、ケバブ料理は、ほとんどソースをかけて食べることはありません。
日本の焼き鳥のようにタレに絡めたりすることはないんです。
それは、
「お肉自体に味付けをしっかりしているから」
なのです。
ラム肉の串焼きであれば、カットしたお肉に、「オリーブオイル、ヨーグルト、玉ねぎのすりおろし、塩胡椒」などを揉み込んで漬け込んでいきます。
その他、オレガノなどのハーブを加えたりお店によって味付けが変わってきますが、
「マリネしたお肉を串に刺して焼く」
↑これがトルコの「ケバブ料理」の最大の特徴と言えます。
臭みはない!
よく、お店で「羊の串焼き」ですよ〜とお客様に説明すると、臭みがあるんじゃないかと心配される方がいらっしゃいます。(特にご高齢の方)
しかし、現在はラム肉の品質はとても上がっていますし、またトルコ料理のように、お肉にヨーグルトを漬け込んで焼き上げると、お肉が柔かく臭みも全くなく美味しく食べられます。
ぜひお試しいただきたいなぁと思います😆