トルコ料理のスパイス

トルコの香辛料「スマック」が密かに売れている

サラダや煮込みのアクセントに「スマック」

スマック(Sumac)とは、ウルシ科の低木で果実を乾燥させて細かく砕いた香辛料です。
トルコや中近東、アラブ料理でよく使われるスパイスです。

日本でいう梅干しのようなユカリのような、ちょっと酸味のあるスパイスです。
トルコでは、タマネギのスライスにスマックをまぶしたサラダがよく食べられていて、ケバブやお肉料理の付け合わせに登場することが多いです。
トルコ料理アセナのお店でも、サラダには必ずふりかけていますね。
なんかクセになるあの酸味…。
スマックをサラダにかけると、それだけでサラダがグレードアップしたような感じになるんですよね。

イタリアンの有名シェフが火をつけた?

私はネットショップでこの「スマック」を販売しています。
トルコの食材や雑貨、お店の料理などを売っていて細々とやっているショップですが、なぜか一番よく売れているのがこの「スマック」だったりします。

とはいえ、一般的にはまったく馴染みのないスパイスがよく売れるのが不思議で、以前からその理由を知りたいと思っていました。
しかも、一般の消費者よりも、私と同じ同業者、つまり、飲食関係の方からのご注文がとても多いのも気になっていました。

推測すると、多分料理人界隈で、スマックを使った料理が話題になっているのだなと思ったんです。
多分、有名店とか有名シェフが使い始めたとかね。
それが専門誌などに取り上げられた・・・と予想しました。

トルコ料理はもともとマイナージャンルですから、そこから火がついたとは到底思えないし。
というわけで、この推測の裏付けを取るため、私は購入者である飲食店関係のお客さまの1人に質問をしてみました。

「どうしてスマックをご注文されたのですか? 最近、飲食店関係の方にこのスマックがよく売れるので気になっています。
差し支えなければご購入の理由を教えてください」

と、お聞きしてみたら快く教えてくださいました。

なんでも、アロマフレスカのシェフがスマックを使っているということで、ご購入されたんだとか。
私の予想通り、有名店のシェフが使い始めたのがきっかけで、スマックがトルコ料理以外でも使用されるようになったというわけです。

アロマフレスカといえば、銀座にあるとても有名なイタリア料理店ですから、その影響力も大きいということですね。
イタリアンのシェフがどのようにこのスマックを使っているのか、そこまではわからなかったのですが、料理の世界もどんどんフュージョン化してきて、もはやジャンルわけすること自体があんまり意味をなさなくなってきていますね。
便宜上、イタリア料理とかトルコ料理とか呼び名として分けられてはいますが。
つい先日も、日本で割と有名なフレンチのシェフからスマックのご注文をいただきました。

トルコ料理も頑張らないと

うちのお店では、どちらかというと、スタンダードなトルコ料理(と言っても、イメージが湧かないと思いますが)をお出しすることが多いです。
トルコ料理自体が、日本では全然知られていないので、やはりまだ「いかにもなトルコ料理」をまず食べていただいて、「トルコ料理とはこんな感じなんだ〜」と知っていただく。
その段階から、抜け出せていないのが残念なところではあります。

イタリアンのトップシェフがスマックを使って新しい料理を生み出しているというのに、トルコ料理ももっと頑張らないといけない!と私は思っています。

最後に、スマックを使った「玉ねぎサラダ」をご紹介いたします。

トルコの玉ねぎサラダ
材料:玉ねぎ 1個、オリーブオイル適量、レモン汁適量、塩ひとつまみ、スマック小さじ1くらい
作り方:

  1. 半分に切った玉ねぎを全部薄くスライスする。
  2. 水にさらした後、水分を十分に切る。(新玉ねぎの場合はさらさなくても良い)
  3. ボールに、玉ねぎを入れ、塩、スマック、レモン汁を入れてよくあえる。
  4. 最後に、オリーブオイルを回しかけよく混ぜたら出来上がり。

私が運営しているネットショップでもスマックを販売しています。
よかったらご利用くださいね。

スマック90グラム

ABOUT ME
トラン 綾子
静岡県熱海在住。2003年より東京赤坂トルコ料理アセナの経営に携わる。現在は熱海市に移転。トルコ料理の研究がライフワーク。「日本ではあまり知られていないトルコの食文化」をお店やブログ、メディア等を通じて広くお伝えしていくことを使命とする。 店舗経営者&デザイナーとしての経歴を生かし、ワードプレス、名刺、チラシ、LP制作などが得意です。このサイトでは、集客のヒントや自分の好きなジャンルについてわかりやすくお伝えしたいです。

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