Contents
往年のゴア好きならまず聴け!
Celestial Intelligenceは、Branislav Dimkovski氏と Dalibor Anastasovski氏によるゴアトランスのユニットです。
- サイトランスもいいけど、ずっと聴いていると飽きる・・・
- 民族色も適度に出しつつ、かっこよくて踊れるトランスはないものか…
- もっとゴアゴアした妖しい爆発力のあるサウンドを聴かせてくれるアーティストはいないものか…
- 昔好きだったゴアトランス好きにもハマれる曲はないかな〜
そんな風に思っていた時に、出会ったのがこの「Celestial Intelligence」です。
彼らはマケドニア出身のアーティスト。
マケドニアってどこやねん?と思いますけど、旧ユーゴスラビアの国で、東ヨーロッパのバルカン半島に位置する共和国。
南はギリシャ、東はブルガリア、西はアルバニア、北はセルビアおよびコソボと、四方を外国に囲まれた内陸国である。
バルカン半島の音楽と言ったら、変態的な変拍子のジプシー音楽とか、エミール・クストリッツァ監督の映画「アンダーグラウンド」に登場するような超絶ブラスバンドが有名でものすごくパワーのある音楽が多いですよ!
バルカン半島の音楽(バルカンはんとうのおんがく)は、他のヨーロッパ地域にはない、共通した特徴を持っている。これは主に、現在のバルカン半島の音楽はこの地域に存在した多くの民族の伝統音楽から始まり、オスマン帝国の支配の下でそれらが相互に影響しあって誕生したためである。また、汎地域的に興行したロマ(ジプシー)によってもたらされた影響も大きい。
この地域で多数を占めるセルビア、ブルガリアなどの南スラヴ系の諸国の音楽は、キエフ・ルーシやソビエト連邦に代表される西スラヴ系のものとは大きく異なっている。
wikipediaより引用
だから、そんな文化的背景を持つ国で育った彼らの作るゴアトランスもこれまでのゴアトランスの良さを継承しつつも、複雑でより繊細で本当に素晴らしいと思います。
私はオールドファンなので、昔ながらのゴアトランスに馴染みがあり、現在のサイトランスも嫌いではないですが、なんとなく物足りない・・・毒気が足りない・・・と感じていたところに、彼らの音楽を聴いていっぺんでファンになりました😘
アマゾンプライムで、彼らの曲を聴くことができます(1曲だけだけれど)
このアルバム「GoaTrance Timewarp, Vol. 1: 20 Top New School Classic Goa Trance Hits」の最初の1曲目が彼らの「Evolution of the Atmospheres」です!!
この曲を初めて聴いて、Celestial Intelligenceのファンになってしまった私です。
プライム会員なら、無料で聴くことができますので絶対に聴いてくださいね。
もちろんyoutubeでも聴けるから聴いてください!!
のっけから妖しさ全開でやられます。
1:55あたりからの主旋律のうねり具合も大好きですね💕
シンセの洪水に溺れて、やっぱりこれくらいぶっ飛んでないとゴアじゃない!!と思わせてくれます。
このアルバムはタイムワープのコンピレーションなのでその他の曲も、いわゆるネオゴアと呼ばれる、最近のゴアトランスの音楽を楽しむことができます。
同じバルカン半島の国、クロアチア出身の「Nova Fractal」の曲も収録されています。
現代に蘇るゴアの真髄
んでもって!!
彼らの単独アルバム、「Perpetual Energy」、これがまたやばすぎる・・・
何も言わずにとにかく聴いてほしいです。
ゴアトランスが敬遠されるところに特有の土臭さ、宗教ぽさがあると思うんですが(それが良さでもあるけれども)、それらを全部「かっこよさ」に変換してくれていて、新しいゴアを聴かせてくれるんです。
疾走感に溢れていて、緻密な音の重なり合い、脳内麻薬が出まくりますね〜!!
最高にかっこいいので、ゴア好きの方もゴアトランスを聴いたことがない方にも本当にオススメしたいです。
このアルバムは、すべてが捨て曲なし!!の神曲ばかりではあるんですが、私が一番お気に入りなのが「Constant Motion」です。
後半へ向けて、ノリノリで盛り上がっていくところが大好きで何度も繰り返して聞いてしまいます❤️
ゴアを漁っていると、クロアチアとかセルビアとかのバルカン半島の国々のルーツを持つアーティストが多いように感じますね。
そんで、私の専門(!)である、トルコにもいたのよ〜!ゴアトランス作っているアーティストが!!!
mindsphereが!!!
彼の作るゴアトランスも、王道ゴア好きを唸らせる本当に素晴らしくて大好きになったのでまた別途ご紹介できればと思います。